ようは、本来サポートされていない機能を実現するカスタム・ファームウェアみたいなものだが、元のファームを上書きすることなく、RAM上で動く安心設計(笑)らしい。
まず、ソフトウェアをCHDK Autobuild Serverからダウンロードする。
ソフトはカメラの機種、ファームのバージョン毎に細かく分かれている。
たとえば、G7だと1.00E、1.00G、1.00I、1.00Jの4種類がある。キャノンのホームページを見ても、G7のバージョンなど書かれてないので、バージョン調査から始める。
●ファームウェア・バージョンの確認方法
- 『VER.REQ』という名前の空のファイルを作成(コマンドプロンプトで『copy nul ver.req』)
- VER.REQファイルを空のSDカードのルートにコピー。
- SDカードをカメラに入れ、再生モードで起動(録画モードから再生モードにしても駄目)
- 『FUNC. SET』ボタンを押しながら『DISPLAY』ボタンを押すと、バージョンアップするか聞かれるので、OKするとファームの情報などが表示される。
うちのG7は1.00Iという事が判明(違いが気になるねぇ)。
続いて、CHDK動かす。
● CHDKの起動&使い方
- ダウンロードしたファイルを解凍し、『DISKBOOT.BIN』と『PS.FIR』の2ファイルと『CHDK』ディレクトリをSDカードのルートにコピー。
- SDカードをカメラに入れ、再生モードで起動
- 『MENU』ボタンを押すと、『Firm Update』というメニューが追加されているので、それを選択
- CHDKがロードされ、自動的に再起動
すぐにこの画面は消え、起動は完了。いよいよ、拡張された機能を試してみる。
(続く)