なんといっても携帯性が良い。
自分のメインの読書タイムは、通勤・出張の電車の中なのだが、やはり紙の本は嵩張るし重い。文庫本も最近は分厚いのが多くて結構邪魔なわけだが、その点Readerは持ち運びやすい。おかげで普段は本を持ち歩かなかった場面までReaderを持ち歩くようになった。
もともと活字中毒の気があり、暇な時は何か読んでないと落ち着かない自分としては本当にありがたい。出掛ける際に、そろそろ読みかけの本が読了しそうだが二冊持っていくのも邪魔だ、などという悩みもすっかり解消された。
これから買う本は全部電子書籍にしたいと思うくらいだが、まだそこまで品揃えが無いというのが当面の問題である。これから増えていくことを願いつつ、当面は自分でスキャンしてPDF化するしかない。おかげで、雑誌やコミック以外の書籍に感じていた裁断のためらいが無くなった。
PRS-350の問題点は以前にも書いたとおり、画面の小ささだろう。
筐体が文庫本のサイズなので、当然LCDはそれより一回り小さくなる。XMDFフォーマットなら文字の大きさも選べるのだが、PDFだとそれができないので辛い。もとが文庫本なら余白きりぎりに拡大表示してなんとかという感じである。新書やそれ以上はもう無理。
ちなみに拡大縮小は操作性が今一つで調整が難しい。
意外と使えるのが青空文庫。プレーンテキストは横書き表示になってしまうので、「小説を横書きで読むのはどんなものか」と思っていたが、すぐに慣れるもので、思ったほど違和感もなく読める。ただし、著作権切れの古い作品しかないのが難点。OCRの誤認識を気にしないのであれば、自作も可能と思うが、なかなか大変そうだ。
これはそろそろPRS-T1の買い時だろうか・・・
SONY Reader PRS-T1
最新型は6型の大きな画面。無線LAN機能も搭載。
買ってしまうのは時間の問題な気がする。